20年後・・・

アカデミー賞をとったことで劇場で見た人も多いだろう映画

ダンス・ウィズ・ウルブス

あちらこちらで評判がよかったこともあり、

特別な思い入れもなく友人と

映画見に行こうか?

と出掛けたことを覚えている。

いつも不思議に思っていたこと。

英語を話さないはずのひとが、ハリウッド映画では当たり前に流暢に、

ときには訛りつつ英語を話す。

だがこの映画では、

自分自身の言葉で人々が話している。

その聞き慣れない言葉が、とても自然にはいってくる

うつくしいことばだ。

まるで前に聞いたことがあるようだった。


映画の冒頭では退屈に思えたストーリーに

主人公がフロンティアを見たいと

大平原にひとりで向かったところから、

だんだんからだが前のめリになっていただろうと思う。


たくさんのティピー、柔らかそうな鹿革の服

細かなビ-ズで彩られたもの、

きっちりと編まれた素直で真っ黒な髪、

小川の側でのキャンプに無数の馬たち。

ああこの世界だ。

なんだかこのワクワクする感じに覚えがある。

なんでなつかしく感じるのだろう。

すっかり小学2年生の子供に戻ったわたしがそこにいた。


帰りにお茶を飲みながら、

久しく感じたことのない興奮状態で

映画のことを友人に話していた。

もっとあの人たちの世界を知りたいと。


20年前にもう一度見たいと思った

あの願いがやっと叶った

そんな気持ちだった。


つづく


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